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差別の正当化を容認しない!PIAMYは<トランス>排除ポリシーを改めよ

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それぞれ Apple 、 Google で提供されるPIAMYアプリの画面 目次 1. はじめに 1-1. 「PIAMY」について 1-2. 判然としない、利用制限の理由 2. 検証 「身分証の性別表記で利用可否を判断していることについて」 2-1. テクストの構成 2-2. 第3パラグラフの構成 2-3. 示されない利用制限の理由――代わりに何が行われているのか? 2-4. 仄めかしによる ‟犯人”視 と、ミス・ジェンダリング 2-5. 話題の転換による差別行為の‟穴埋め” 2-6. 優先される自責感の慰撫 2-7. 「技術的・財政的な壁」を口実とした責任回避 3. おわりに――正当化されるトランス・ノンバイナリーへの差別と排除 ・ 註書 ・ 引用・参照サイトと文献 一覧 1.はじめに 1-1.「PIAMY」について PIAMY (ピアミー)というアプリを、ご存じでしょうか? 「 セクマイがつながれる 女の子だけの国内最大級SNSアプリ 」を謳い、 現在、4万人を超えるユーザーに利用されていると言うこのサービスは、主に女性の同性愛者、そして男性ではないセクシャルマイノリティを対象として、 株式会社アルトレオス によって提供されています。 いわゆる‟出会い系”、デーティング、マッチングと言われるサービスの大半が――もっぱら異性愛者向けのものとして――恋愛・性愛、あるいは婚姻関係を得ることを目的に設計されているのとは異なり、PIAMYは、たとえば友人関係を築きたいという個人に対しても、公式に利用が推奨されています。 ロマンスやセクシャルな関係の相手探しに限らず、レズビアンや様々なセクシャル・マイノリティが交流を深めるためのツールとしても、評判を呼んでいるPIAMYですが、しかし一方で、そのサービスの根幹に重大な問題を抱えています。 PIAMYを利用するには「 身分証の性別表記が女性である 」こと、より具体的には、戸籍の記載が女性であることが必須の要件になっており、事前の証明書類の提出と審査が求められるからです。 ――PIAMYが利...

【公開書簡】サウザンブックスによる、自伝『明日は変わる』(サラ・マクブライド著)の翻訳出版、及びそれに向けたクラウド・ファウンディングについての憂慮と懸念

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以下のテクストは、米国下院議員 サラ・マクブライド (Sarah McBride)による 自伝『明日は変わる』の翻訳出版、及びそれに向けたクラウド・ファウンディング について、事業主体である サウザンブックス に宛てて、当会よりお送りしたものです。 事態の公共性に鑑み、公開書簡として、ここに公開します。 ※本メールに対しサウザンブックスより返信があった場合でも、その事実及び内容の公開をうたうものではありません。 *** サウザンブックスさま 平素からの数々の素晴らしい本の出版、大変ありがとうございます。 特にトランスジェンダーやセクシャルマイノリティへの関心を絶やすことなく、諸外国に暮らす様々な人々の声を拾い上げようとする貴社の姿勢に、心から敬意を覚えます。 さて、ご連絡申し上げますのは初めてのことでありますが、この度、米国下院議員サラ・マクブライドの自伝を出版されるにあたり、クラウドファンディングへの参加を求めるメールを、貴社より頂きました。 大変光栄でございます。 これも何かのご縁かと思い、慎んでご返信申し上げます。 既に当会以外からも同様の指摘があるものと存じますが、サラ・マクブライド議員は米国において、いわゆる「イスラエル・ロビー」から多額の政治献金を受けている、親イスラエル派の政治家として知られています。( 註1 、 註2 ) 彼女の、いわゆる「オープンリー・トランスジェンダー」の政治家としての活躍は目覚ましく、同じトランスジェンダーとしても賞賛と敬服の念を覚えるものではありますが、しかしパレスチナ人を、まるでその民族ごと根絶やしてしまうことすら企図しているかのようなイスラエル政府の残虐な戦争犯罪に加担することは、そうした彼女の功績の一切を台無しにしてしまうものであると、当会は考えています。( 註3 ) もちろんマクブライド議員が、イスラエル・ネタニヤフ政権の蛮行を全面的に支持しているとまで言えるかどうかは、わかりません。そうではないと、信じたいです。( 註4 ) しかし、「二国家解決」への道を演出しつつ、永年に渡ってイスラエルに対する経済的・軍事的支援を行なってきた米国の姿勢、その関与のあり方こそが、現在のイランに対する国際法を無視した侵略戦争はもちろん、イスラエルによる西アジア地域各国への暴虐の数々を許してきた構造そのもので...